ビジネスメールの署名

ビジネス文書とは異なり、返信や転送が容易なビジネスメールにおいては、署名を付けない本文のみのメールもしばしば見受けられます。携帯やスマホでのメールやり取りでは、署名は余計なものと言えるかもしれません。

 

しかし、ビジネスメールにおける署名は重要と私は思います。

 

「受け取ったメールに対して確認したいことがあるが、メールでやり取りするよりも電話で話す方が良さそう」といった場合、メールの署名欄に電話番号が記載されていれば、すぐに電話をかけることができます。

 

メールの署名欄に記載されていなくても、名刺等を調べれば電話番号を調べることはできるでしょうが、電話をかける側の立場で考えれば、署名欄に記載されている方が有難いのではないでしょうか。

 

ビジネスメールにおいては、頻繁にメールをやり取りしている相手に対してであっても署名を付けることをお勧めいたします。

 

ただし、「送信メールの末尾に署名が自動的に追加される設定としておけばよい」といった考え方だと、思わぬ落とし穴が潜んでいるかもしれません。

 

日頃メールをやり取りしている相手へのメールの署名に、半年以上も(あるいは1年以上も)「弊社はxx年xx月に移転しました」とあれば少なくとも好印象を与えるメールとは言えないでしょう。

 

「相手と用件に合わせて、適切な署名を選択する」が理想なのでしょうが、そこまでは難しいとしても、せめて数か月に一度程度は署名の内容(中身)を確認なさることをお勧めします。